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身体に気づくことから

瞑想は身体に気づくことから始めるのがいい。

 

マインドフルネス瞑想はいまやすっかり心理療法のなかに取り入れられている。それらは総称して、第三世代の認知行動療法と呼ばれていたりする。そのうちのひとつがACT、アクセプタンス&コミットメントセラピーだ。

 

『悩みにふりまわされてしんどいあなたへ』は、実践的なACTの入門書だ。瞑想も認知行動療法もなにも知らなくても、この本だけで実践できる。

 

第1章では、感情にアクセスするエクササイズを紹介している。

その一歩目は、カラダの感覚を研ぎ澄ますことだ。

 

口を開いて、顔の筋肉の動きを感じる。

自然にしているまばたきに気づく。

身体に触れている服の感触に気づく。

 

これだけでも、頭の回転を落ちつけてくれる。

続けて瞑想に入れば、より効果が上がるだろう。

 

瞑想することに慣れて、自分の場合は準備をついおそろかにしてしまいがちだ。

身体に気づくことに取り組んでみて、あらためてその大切さを感じている。

 

身体の感覚に気づくことがスタートだ。瞑想のためのシンプルな助走になる。

 

悩みにふりまわされてしんどいあなたへ  幸せになるためのいちばんやさしいメンタルトレーニング

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