乗り換え時間の過ごし方
一人で旅行に行ってくると、いろいろ話したいなと思うことが貯まるのだけどそんなに話す機会がない。
おみやげのお菓子を配るのは、旅行に行ってきたぞと周囲にアピールして、「どこ行ってきたんですか」とか聞いてもらうためのきっかけだったり話を聞いてもらうための代金のような気もした。
そもそも、旅行を楽しんできました、という話があまりしづらい感じもあったり、楽しかったポイントが伝わりにくいんじゃないかとか思ってしまう面もあるので。
18切符は、あまり予定を詰めないほうがいい。次回はちゃんと途中下車しよう。
村上駅で乗り換え1時間待ちのとき、駅の近くのカフェにさっと入れたのは正解だった。扇屋カフェ。営業時間ぎりぎり。
エアコンで冷えたり熱気にやられたりしてたので、ゆっくり座って紅茶を飲めてほっとした。ノートを書いたり本を読んだり、のんびりと過ごせる落ち着いたお店が見つけられると、それだけで充実感ある。
新津駅や新発田駅は、ゆっくりできる場所が少なくて残念。それでも新発田では図書館があったので、時間を過ごせた。
『NHK短歌』8月号を読んでいくつか歌をメモした。
蝶の図鑑二千五百部 製本を待つ蝶たちの翅の鎮もり
齋藤芳生切り口のような蛇口が吐く水の下で揃える両手に十指
平岡直子春あさき郵便局に来てみれば液体糊がすきとおり立つ
大滝和子