分かりやすさと豊かさ
漫画でわかる系の本がますます進化していて、世の中豊かになっているなと思う。
さっき、自律神経の整え方の本を読んだ。
まんがでわかる自律神経の整え方 「ゆっくり・にっこり・楽に」生きる方法
- 作者: 小林弘幸,一色美穂
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2017/06/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とにかく分かりやすい。情報が絞りこまれていて、心身がつらい人でも読むことができそう。
章末に要点が描かれているのがいい。まとめを入れている本は増えているけど、漫画でわかる系では珍しい気がする。
要点はカードにして伝えている。例えば「上を向いて、手足を緩めて、ゆっくり息を吐くだけでも自律神経は安定します」など。それにイラストを添えたカードを四枚並べて、まとめのページができている。これが振り返りにちょうどいい。
漫画でわかる系の本も、すべて分かりやすいわけではない。情報がごちゃごちゃしていて読みにくいものもある。その点、この本はすっきりしていてすごい。お手本レベル。
ちょっとした情報が届いていないことで、不健康や不便な状態が続いている人は世の中にまだまだたくさんいるはず。そんな人たちにも、読みやすくて分かりやすい本が増えれば、情報がずっと楽に届く。一冊の本がきっかけで、ぐっと状況が改善されることだってあるはず。実用的で味気ないようだけど、確実に世の中を豊かにしてくれるものだと思うので、こういう本はこれからもどんどん増えていくことでしょう。